【障がいを特別なものにしない】KEIPE株式会社

【障がいを特別なものにしない】KEIPE株式会社

💡 お仕事体験で得られること

仲間との関わりの中で、コミュニケーション力を深められる

💡この会社のこと

  1. 「障がいを特別なものにしない会社」がコンセプト
  2. 一人ひとりを、仲間として大切にしている
  3. ここであなたが働くことで、誰かの応援になるかもしれない

経済的には豊かになり、より便利で快適な生活が実現している現代社会。しかし一方では、少子高齢化が進み、働き手の減少も深刻な問題となっています。

障がい者の総数は858.7 万人であり、人口の約6.7%に相当します。しかし、就職している障がい者は4.96 万人で、全体のわずか14.0%に過ぎません。実際に働く意思や意欲のある障がい者が、働けていないという現状が多くあります。

そんな中で、「障がいを特別なものにしない会社」をコンセプトに「誰もがそこにいていい社会」を目指し2017年に赤池侑馬さんによって設立されたのが、KEIPE株式会社(以下KEIPE)です。

現在KEIPEでは、甲府市と笛吹市を拠点にで障がい者就労支援A型事業所を運営しています。人と関わるのが好きな方、人とのコミュニケーションを深めて人生の質を向上させたい方にとっても良い体験となるに違いありません。

ホームページ:https://keipe.co.jp/

何をしている会社なの?

KEIPEは、障がい者就労支援A型事業を軸として、地域で働きづらさを感じる人達が、社会と関わっていけるような事業を展開している会社です。

障がい者就労支援A型事業とは、障がいや難病を持つ方が、雇用契約を結んだ上で一定の支援がある職場で働くことができる福祉サービスのひとつです。

事業所では、実際の業務や職業訓練を行いながら、職業能力や体調管理能力を身に付けていきます。また、例えば「就職したいけど自信がない」「生活のリズムを整えたい」などのお悩みを解決するお手伝いをされています。

そして、今期からは誰もが活躍できる社会を目指していく為に、メンバーさんの卒業(就職)を支援し、企業や社会で活躍することの後押しも行っているということです。

障がい」を全ての言い訳にするような関わりをし続けることで、本人に力があるにも関わらず、いつしか自信をなくしてしまったり、全てを他責にする姿勢が染みついてしまうこともあります。だから、私たちKEIPEは障がいがあるからといってその人のことを「特別扱い」はしません。」と赤池さんは言います。

KEIPEでは、障がいを理由に無難で簡単な仕事をお願いするというわけではなく、時には失敗する可能性のあるチャレンジングな環境もあるということです。病気や苦手なことには力を貸しながらも、診断名などで括ることはせず、一人ひとりの仲間、人間として関わることを大切にされています。

KEIPE(ケイプ)ってどんな会社?

KEIPE

KEIPEでは障がいの有無に関わらず、お客様(取引先)に提供する商品やサービスから報酬をいただき、経営をしています。

障がいのある人も、彼らをサポートするスタッフも、全員がKEIPEの社員です。

サポートスタッフは、20代のエネルギッシュな人財が多いです。そんな若手層を40〜60代の酸いも甘いも経験した安定感のある人生のベテランスタッフが上手くフォローしながら、絶妙なバランスでメンバー(障がいのある人たち)とともに和気藹々と仕事をしています。

ちなみに、KEIPE(ケイプ)の語源は「万物を成長させる、めぐみの風」を意味する【恵風】(けいふう)という言葉からとったそうです。(よく「ケイペ」と言われるとのこと!)

これまでKEIPEを運営するなかで、悔しい思いをされたこともあったそうです。

「企業へ訪問した際、一人ひとり異なる人間なのに「障がい」という言葉で一括りにされたり、業務提携の際には「障がい」を理由に異常な低単価で仕事を依頼されたこともありました。」

でも、KEIPEとして「障がいを特別なものにしない」会社にしていきたい。同じ仲間、地域の誰もが胸を張って安心して暮らせる社会を創っていきたい。

KEIPEの活動を通じて、社会全体が「誰もがそこにいていい社会」へ近づき、地域や企業の“当たり前”が変わり、いつの日か「障がい」という言葉が無くなる日がくるように。

「障がい者就労継続支援A型事業」が社会から必要無くなることを目指して、KEIPEでは新たな取り組みや働き方を模索し続けられています。

お仕事のやりがい

KEIPEでは、様々な業種の企業と提携をし、業務を請け負っています。

その中で、障がいなどの理由で体を動かして働く事が難しいと感じていた方が「意外にできた!」「自分にもできた!」と自信につながったという声をよく聞かれるそうです。

KEIPEに所属する人が働いている提携先の企業でも「障がいの有無は、その人が出来る業務を制限する理由にならない」という気づきがありました。

今では全国にあるセンターでも地域の就労支援事業所と提携を進めはじめています。

一度は働くことに消極的な気持ちを持ってしまった方も、「出来ること」の可能性を追求しながら、地域社会や企業に貢献することができます。

また、あなたがKEIPEで働くことで、今後働きたいと考えているけど、いろいろな理由で一歩を踏み出せない障がいをお持ちの方たちも、「自分もできるかも!」と思ってもらえることがあるかもしれません。

どんな職場なの?

どんな雰囲気?(関係性、チーム、人数、多様性など)

職場の雰囲気は、拠点によってさまざまですが、どこも業務に対して真剣に取り組み、社内外のコミュニケーションも活発です。

1拠点に40名ほどのメンバーが在籍しており、担当業務ごとに4−10名のチームで取り組んでいます。年齢は16歳~68歳までと幅広く活躍しています。

どんな仕事をするの?

業務内容は大きく分けて、各拠点で行う事業所内業務と提携企業内で業務を行う事業所外業務があります。

例えば・・・

事業所内業務:データ入力、資料作成、ライティング、デザイン、○○ワーク(仮)

事業所外業務:物流企業内業務、製造企業検品業務

仕事は人によって得意・不得意もあるので相談して決めてくれるそうです。そういった面でも安心ですね。

どんな働き方が出来るの?

  • 1日のスケジュール(事業所内業務の場合)
    • 9:00 ご挨拶・朝礼
    • 9:30-11:30 各チームに分かれての業務
    • 11:30-12:00 お昼休憩
    • 12:00-14:30 各チームに分かれての業務
  • 1日のスケジュール(事業所外業務の場合)
    • 9:00 ご挨拶・朝礼
    • 9:30-12:00 提携先企業での業務
    • 12:00-13:00 お昼休憩
    • 13:00-16:30 提携先企業での業務

各種研修、資格取得支援制度もあり、お仕事の内容にもよりますが、テレワークなどにも柔軟に対応されています。

やってみ!ポイント!

💡 様々な業務がある為、自分に合った「働く」がみつかる

💡 企業就職に向けて、支援・フォロー体制が充実

💡 働きながら、自身の夢や目標に近づける

お話を聞いていて、KEIPEはとても「仲間」を大切にしていると感じました。

「働くこと」は大変なことも多く、一歩踏み出せないことも、つまづいてしまうこともあります。

「自分に出来ること」を大切にしながら、少しずつチャレンジしていくことができる環境なので、すぐに働く!と思える状況ではなくても、お話を一度聞いてみると良いかもしれません。

「障がいを特別なものにしない会社」での経験は、あなたにとって良い体験となるでしょう。