💡 お仕事体験で得られること
車の知識と一生ものの技術を身につけることができる
💡 この会社のこと
- 一緒に働く仲間を大切にしている
- 車に囲まれて仕事ができる
- 好きなことを仕事にすることを、当たり前にしていきたい
好きなことを仕事にしていると答えた人は何割くらいいると思いますか?
2017年にアメリカのギャラップ社が、全世界の1300万人向けに行った調査では、「仕事に対し、熱意があふれている人」は日本人全体のなんと6%。調査した139ヶ国中132位という結果でした。
日本の9割以上の人が、胸を張って仕事が好き!と言えない状態にあるとも言えるでしょう。
ほとんどの人が仕事に情熱を持てないと答える日本。そのなかで、障がいがあることで自分に自信をなくし、「好き」を仕事にすることを諦めてしまっている人もいるのではないでしょうか。
好きなものに囲まれて仕事をすることは、多くの働く人の願いだと思います。大好きなことを尊重して働くことの大切さと、障害者雇用への思いを、車が大好きな人と働きたいというMove Innovation株式会社代表の石原さんにお話を聞きました。
何をしている会社なの?
Move Innovation株式会社は、山梨県笛吹市で自動車・バイクの販売や修理、塗装やボディコーティングなど、自動車・バイクに関するさまざまな業務を行っている会社です。
職場にはたくさんの車があり、中にはとても珍しい車や、最新の車を預かることも。車が好きな人にとってはワクワクがあふれる場所なのではないでしょうか。
現在障がい者を研修生として受け入れている代表の石原さんは、どんなにダイバーシティと騒がれていても障がい者に壁を作ってしまっていると感じると話してくれました。
「それをなんとかできるのは経営者しかいないと思っています。今、山梨では車屋で障害者雇用をしているところはほとんどないと思います。だから、わたしが障がいのある方と一緒に働くことで、業界全体を変えていきたいと思っています。」
Move Innovation(ムーブイノベーション)ってどんな会社?
Move Innovationは、子供の時から車が大好きだった石原さんが、「車というものが、一人一人を幸せにしてくれる存在であってほしい」という思いから立ち上げた会社です。
障がいのある方と働く中で注意していることは?と聞いたところ「障がいがあるのもないのも同じだなと思った」という言葉が返ってきました。
気持ちを言葉にするのが苦手な人、気を使ってしまう人。いろんな人がいる中で、当たり前ですが人によって苦手なこと・得意なことは違います。
一緒に働く人の体調や気持ちを気遣って「疲れてない?」「わからないことはない?」など積極的に声をかけをされていますが、それは、当然のことだと感じられているそうです。
そして、やはり好きという気持ちはとても大切だとも話してくれました。
「車って、良い思い出はもちろん、辛いときドライブにいって気持ちを和らげたり、生活を豊かにしてくれる存在だと思うんです。見た目が好きとか、走るのが好きとか、色々な楽しみ方があるけどとにかく『好き!』という気持ちを持った人と働きたいと思っています。」
お仕事のやりがい
職場にはたくさんの車があるので、常に車に囲まれながら働くことができます。普段目にすることの少ない車を目にして触れることができますし、働いているうちにどんどん車の知識がついていくことは間違いありません。
石原さんも好き!という気持ちで事業を始められているため、車の話をたくさんできることも魅力です。
実際のお仕事としては、まずは洗車など簡単な業務を行ってもらいますが、慣れてきたらガラスコーティングなど、少し難易度の高い技術を教えてもらうこともあります。
好きという気持ちからはじめて、少しずつできることが増えていくことで自信につながり、自分の成長を実感できることでしょう。
- 実際のお仕事の様子
どんな職場なの?
一緒に働く仲間をとても大切されていて、その人が得意なこと、不得意をなことを一緒に考えてくれる環境です。
そして、毎日の体調や気持ちについて、石原さんから積極的にコミュニケーションをとってくれます。
例えば、体調に不安があっても自分から言い出しにくいことがある方も多いのではないでしょうか。今石原さんと働いている方も、自分の気持ちや状況を話すことがあまり得意ではない方だったのですが、毎日声をかけていく中で、今では自分から色々なことを話してくれているそうです。
やってみ!ポイント!
- 好きという気持ちが大切。好きなことを仕事にできる
- 車やバイクの知識が身につく
- 働きながら、技術を身につけられる
実は個人的に、石原さんに車の修理をお願いしたことがあります。その時、1日で終わる修理だったのにも関わらず、すぐに代車を用意してくれました。そして、次の日に車を取りに行くとお願いしたところはもちろん、車内も車外もピカピカに磨かれていました。
私は自分の車を自分以上に大切に扱ってもらえたことに感動し「この人は相手を喜ばせるために頑張る人なんだな」と思ったことをとてもよく覚えています。
1日の中でも、仕事をしている時間は大きな割合を占めます。好きなことを仕事にできること、ワクワクして仕事をすることは自分への自信にもつながることでしょう。
何よりも車が好き!というあなたにとって、良い体験になるに違いありません。