💡お仕事体験で得られること
宝石加工を通じ、高価な商品を扱うという責任感、誠実に仕事に向かう姿勢の大切さがわかる
💡この会社のこと
- 社員一人一人の多様性を受け入れる職場
- 納得がいくまで相談できる職場
- 「まずやってみる」が合言葉。社員も会社も前向きな姿勢で仕事に臨んでいる
- 良い仕事がしたいという本気にこたえ、全力でサポートする職場
女性だったらいつか欲しい、誰もが憧れる、ジュエリー。
2021年の国内宝飾品小売市場規模は前年比117.4%の9,624億円。消費者の自粛疲れや、旅行・イベント・外食による支出分のリベンジ消費の影響で売り上げが伸びています(株式会社矢野経済研究所調べ)。コロナ禍後は、一層の売り上げ拡大が見込まれるジュエリー業界です。
また、宝飾品加工は、山梨県の有名な地場産業の一つです。出荷額は、全国シェアの約2割を占めています。
一生モノの技術を身につけ、誰かを幸せにできると考えれば、非常にやりがいのあるものではないでしょうか。
今回紹介するのは、甲府市にある、ジュエリーメーカー株式会社太滝です。株式会社太滝では、「美しいジュエリーをより精密に」をモットーに、伝統を守りつつ、日々革新にチャレンジしています。障がい者雇用への思い、仕事に対する考え方、会社の方針等について社長の太滝さんにお話を伺いました。
何をしている会社なの?
量産品よりも、1つ1つ手作りを。いい宝石を適正価格で。株式会社太滝では、主に富裕層をターゲットとした宝石加工・製造を行っています。昨今の価格競争には乗らず、品質で勝負したいとのこと。
自社ブランドを立ち上げたので、そちらも注目したいです。
株式会社太滝ってどんな会社?
従業員は13名。20~30代の若い職員が中心となり活躍しています。男女比は4:6程。パートタイム職員もいるとのこと。太滝さんがおっしゃる「職人の地位向上と次世代への技術の承継」を使命に、ジュエリーの製造をしています。
障がいのある方を受け入れ始めたきっかけは、取引先の成功事例を知っていたことと、たまたま面接に当たったこと。
今年の1月に初めての採用があったばかりなので、受け入れの環境整備については、これからKEIPEと連携して進めていきたいとのことでした。勤務時間については、ある程度融通はきくそうです。障がいの有無に関係なく、働きに見合った給与を出していきたいとおっしゃっています。
障がいのある方と一緒に仕事をして、「どうすればみんなで良い仕事が出来るか、一人一人が活躍できるか」考えたことは大きな経験だったそうです。これからも出会いを大切にしたい。障がいの枠を外し、誰もが活躍できる会社にしたい。どのような困難があっても、それに負けない、働く意欲のある人を歓迎するそうです。
お仕事のやりがい
自分らしさを発揮し、自分だけの作品を作り上げる達成感が得られる仕事です。最高の商品を作ることで、自分が最高の職人であるという自己肯定感につなげられるはずです。
誠実な姿勢と努力が、きっと実を結ぶということは肝心です。大変な仕事ではありますが、その分、やりがいもあり、本気で取り組めば大きな経験になるはずです。
誰かの幸せのために仕事をするというのも、非常に素敵なことだと思います。人生の重要なイベントに宝石はつきものです。自分の作品が笑顔を運ぶところを想像してみてください。
チームで仕事をすることで、協力する大切さ、達成感が得られることも重要です。少人数でアットホームな職場なので、慣れるまで優しくサポートしてくれます。
どんな職場なの?
勤務時間は通常、9:00始業、12:00~13:00休憩、18:00就業となっています。やる気のある人への全力サポートがあります。
月末には全従業員と社長との面談があります。1人30~40分程度、仕事やプライベートの悩みを一緒に考えていきます。
昨年、株式会社太滝は、働きやすい職場環境づくりや育児・介護等に関する支援、多様な人材の活用などを積極的に進めている企業等を表彰する第3回YAMANASHIワーキングスタイルアワードを受賞しました。面談や柔軟な勤務体系、所定外労働の短縮、各部署ごとのミーティングの実施等が評価されました。
職場はラジオが流れていて、コーヒーを無料で提供。リラックスできる環境にあります。仕事スペースは一人一人黙々と集中して仕事ができるようになっています。
今後は人事評価制度(優良職員表彰)も考えているとのこと。モチベーションが上がりますね。また、福利厚生では、コロナ禍以前、社員研修・社内旅行(会社見学)もあったそうです。
なお、通勤は車の方が多いそうです。
やってみ!ポイント!
- 宝石は人を幸せにする。笑顔を届ける仕事をしてみませんか
- 不器用でもOK。みんな初めはそうだった。向上心があって誠実に努力できる人歓迎
- 技術は一生の宝物。誇りある最高の職人を目指してみよう
「障害の有無に関係なく本人の努力次第。技術を身に着けたいという気持ちが大切」という太滝さんの言葉が印象的でした。とても熱意のある方で、これまでの職人への待遇に疑問を持ち、良いものを売って従業員に還元したいという確かな考えをお持ちでした。
これまで、仕事をすることにためらいをもっていた方もいらっしゃると思います。これを機に新しいことに挑戦してみませんか。本気で何かに打ち込んでみませんか。
仕事を通じ、成長したいと考えているあなたにとって、きっと宝石のように貴重な経験になるでしょう。